Web3.0 Journey! Episode 03 : 行動実績証明NFT+サイキックNFT

Web3.0 Journey! Episode 03 : 行動実績証明NFT+サイキックNFT

by 草生 慶子

*本記事は連載記事「Web3.0 Journey!」の第4回目です

過去記事はこちら
>>Web3.0 Journey! Episode 02 : NFTアート作品購入という体験
>>Web3.0 Journey! Episode 01 : 開かれた、扉
>>Web3.0 Journey! Episode 00 : それぞれが輝く、希望と可能性溢れる世界へ


以前から関心を持っていた行動実績証明のNFT。

今回は自身の行動によってNFTを取得できるおもしろそうな企画を目にしたので、そのことについてシェアしたいと思います。

その企画とは「J-WAVE LISTEN+ (リッスン・プラス)」。

radiko(ラジコ)アプリを使ってラジオを聴けば聴くほどロイヤル・リスナーの証明書として、デジタルステッカーのNFTが無料で取得できます。

ラジオを愛するリスナーさんや日常的にラジオを聴いている方、つまりたくさん聴いている方の熱量がちゃんとラジオ局に届くのです。

今世の中には動画や音声サービス等のプラットフォームがたくさんありますが、その視聴回数によって還元されるのは発信者やプラットフォーム側だと思うんです。

けれどWeb3.0になると、この企画のように「ラジオを聴く」という視聴者側の活動・行為がブロックチェーン上に記録され、ファンの熱量を正しく評価・還元されるということが可能になります。


めっちゃ良いじゃん!



しかもその活動・行為はがんばらなくて良いんです。

普段から好きで聴いているリスナーさんは特に。

がんばらないでただ好きで聴いてるだけでその活動記録の証明としてNFTを取得でき、そのNFTを保有することで今度は番組企画に参加できたり保有者限定の体験ができる。

過去を振り返ってみても好きで視聴するだけでその熱量が還元されることってなかったと思うんです。

しかもそれをラジオ局が試みるというところに私は面白みを感じています。


少し話はそれますが先日私はあるアーティストのコンサートライブ配信チケットを購入しました。

そのコンサートでは現地に行った人もライブ配信チケットを購入した人にも参加したという証明のNFTが配布されました。

この場合のNFTはその日のコンサートに参加したことを証明するもので、今回の企画のように継続的な活動や行為が記録されたものではありません。

けれどこのようなWeb3.0だからこそ可能なファンの熱量が届くコンテンツや行動実績証明のNFTが以前よりも世の中に普及し始めたんだなという印象を受けました。

また今回のような企画があることで、ラジオにあまり馴染みのない方も「視聴してみようかな」というきっかけになるのでは、と思っています。

というのもまさに私がそのタイプで、私はラジオにあまり馴染みがありませんでした。

けれどこの企画を知り「そういえば、話を聞いてみたいと思っていた方の番組がJ-WAVEにあったな」ということを思い出したんです。

気になる番組を思い出したことで「この機会に聞いてみよう!」という気持ちになり、エントリーをしました。

その番組とはAR三兄弟の長男である川田さんがナビゲーターを担当されているJ-WAVE『INNOVATION WORLD』。

昨年10月にJ-WAVEが主催する「INNOVATION WORLD FESTA 2022」に訪れたことがきっかけでAR三兄弟を知り、興味を持ちました。

このイベントは「テクノロジーと音楽で日本をイノベーション!」というテーマが掲げられており、Web3.0コンテンツの作品も公開されていました。

その中でも私自身実際に体験しておもしろい!と思った作品がAR三兄弟の「サイキックNFT」でした。

【psychic】(サイキック)
心霊の、霊能力を持った、超自然的な
- 英辞郎 on the web より


当時サイキックという言葉を調べたところで「それとARとNFTがどう繋がるんだろう?」と想像ができなかったのですが、実際現地で体験させてもらったらとても面白くて。

ウォレットARのアプリからNFTを取得することで触れていないのに電球を操作できたり、音楽を流すことができたんです!

それがまるで心霊現象や霊能力があるかのように思えるので「サイキックNFT」と表現されたんだなと思いました。

サイキックNFTを体験した時の実際の映像はこちら。※0:54から




触っていないのに電球が点いたり、音楽を流せていますよね?

この体験に興奮しながらも一方であることに気づき、私はその場で心を躍らせていました。

その理由はサイキックNFTの技術を目の当たりにしたことで、私自身が「いつかこんなトークン作れたらいいなぁ」と思っていた実体験のトークンが本当に発行できる日が来るかもしれない!と思ったからです。

"実空間に流れているBGMを好きな曲に変えたりできるサイキックNFTを開発しました。
例えば好きな曲と場所を紐づけて実空間内に配置。
それを誰かが追体験する度に空間のオーナーや配置した人が自動で報酬を得ることなどが可能になります。"


- リンク映像: NFTとハードウェアウォレットによる個人のアイデンティティ活用事例 - Table Unstable解説より抜粋


これが可能になるということは過去記事 : 「Web3.0 Journey! Episode 00 : それぞれが輝く、希望と可能性溢れる世界へ」に書いた、

「パリのNation(ナシオン)広場でBTSの "Euphoria" を聴きながら朝の光や夕日を眺めてぼーっとしていると、今この瞬間にいれる、幸せを感じれる」




このトークンが発行できる未来に技術的にも近づいたのではないかと。

(そうなったら本当に嬉しい!)

これらの体験からAR三兄弟の活動に興味を持ってはいたものの、ラジオを聴くという行為までには至っていませんでした。

けれど今回この企画に出会えたことで、川田さんのラジオ番組を聞いてみようという気持ちになり、自分自身の行動が広がるきっかけになりました。

最近少しずつWeb3.0コンテンツを体験していく中で思うことは、

Web3.0がどんな世界かを理解するには、実際自分で行動して体験してみなければわからないということ。

なぜなら私たちは今までWeb1.0/Web2.0社会で暮らしてきたので、Web3.0に慣れていないんです。

慣れていないというより、わからないから想像ができないのかもしれません。

文章を読んだり話を聞いて情報を得たとしても、体験して実感を得なければ知識があるというところで止まってしまいます。

なぜなら私自身がそうだったからです。

Web3.0の世界を体験し始める前までは情報として知識を入れてるだけで全然腹落ちしていませんでした。

けれど行動して体験が増えていくと「あぁこういうことだったのか〜」「こんなこともできるんだ」という気づきがあり、理解に変わっていきました。

例えば前回記事に書いたNFTアート作品を購入するという体験もありますが、それにはお金がかかります。

けれどこの企画のようにお金がかからず無料で体験できるコンテンツも世の中に増えていきています。

なのでまずは自分にできることで興味のあることから体験して知っていくと、新しい扉が開けたり、その先に繋がっていくのではないかと思います。

体験することで「これは好きだな」「興味あるな」とか「これは合わないな」みたいなこともわかってくるので。

そうやって少しずつこれから来る新しい時代を知り、自分にとっての生きやすいWeb3.0の世界を見つけていくと良いんじゃないかと私は思っています。

J-WAVE & radiko のこちらの企画へのエントリーは4月30日(日)23:59までなので、気になる方はぜひ今月中にエントリーしてみてください^^

J-WAVE LISTEN+ | リッスン・プラス
https://www.j-wave.co.jp/jlc/listenplus/



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